妊娠すると、極端に甘いものが恋しくなることがあります。原因はまだ解明されていませんが、「妊娠中は胎児が母体の栄養素を吸収することで、低血糖になりやすいから」というのが有力な説のようです。
血糖値が低下すると、脳に栄養がいかなくなるので、頭がボーッとして集中力がなくなったり、イライラしやすくなります。
これはちょうど、糖質制限ダイエットを始めたばかりの人が陥る症状と同じようなものです。糖質制限ダイエットはご飯、パン、麺、甘いもの、など糖質が入っている食べ物を制限するダイエット法です。その代わりに細胞、筋肉、ホルモンの素材になるたんぱく質や脂質を多く摂取します。
最初のうちは糖質が恋しくてご飯やパンが食べたくなることもありますが、次第に体が慣れて落ち着いていきます。そのカラクリは、「糖新生」と呼ばれるものです。
糖新生とは、インスリンが筋肉のグリコーゲンや脂肪細胞にため込んだブドウ糖を解放して、再び体のエネルギーとして使えるようにすることです。つまり、蓄積された脂肪が使われているということです。
糖新生が行われ、それを体が心地よいと感じられるようになれば糖質制限は99%成功したようなものです。
妊娠中の無理なダイエットは胎児に負担をかける恐れがあるので制限されることがありますが、肥満のせいで出産リスクが高いと言われた時や、太りたくないという時には軽く糖質制限してみましょう。
基本的には、肉、魚、卵、チーズ、大豆製品、野菜、などをメインに食べれば痩せられます。
妊娠中は様々な栄養素が欠乏しがちですが、それは糖質の過剰摂取が原因になっていることもあります。疲労回復させるビタミンは糖質を分解するのに使われるので、ビタミンが不足することもあります。
糖質を少しだけ減らして、体の調子を整えてきましょう。